インテリアプランナーの役割

時代の変遷と共に、インテリアの価値や意味も変化し、よりクオリティの高いインテリアプランニングが求められてきています。

 

高まるインテリアプランナーへの期待

現代は、「インテリアの時代」とも言われています。

多様化する社会の中、日々の生活と仕事の場が同様に重視されるようになりました。それに伴い、ひとりひとりの生活にそったインテリア計画へのニーズが高まっています。全体的な傾向として、ハード面からソフト面へと視点がシフトしていることも、インテリアへの関心を高めていると言えるでしょう。今やインテリアは、とても身近な存在になっています。

このような社会の変化から、建築界でもインテリアプランニングの重要性が認められるようになってきました。実際に、設計組織内にインテリア部門を設けたり、独立した組織を設立するケースも見られます。建築設計のスタート段階から、インテリアプランナーが参加してプロジェクトを進めるケースも多くみられるようになりました。

高いレベルでのインテリアプランニングが求められている今、インテリアプランナーの活躍の場が増え、その仕事への期待が高まっています。

 

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インテリアプランナーの仕事

インテリアプランナーの専門性が発揮されるインテリアプランニングは、ただインテリア空間を演出するだけではありません。

時代や社会背景をベースに、機能性・安全性・快適性・経済性を考慮した提案をすること、高い技術と感性、経験を提供すること、そしてインテリア空間の実現を通じて、広く生活環境の向上を図っていくことが求められます。

 

対象となるインテリア空間は、多岐に渡ります。住宅、オフィス、店舗、ホテル、病院、学校、工場、公共施設など、生活環境全般に関わる空間はすべて対象となります。

仕事としては、コンセプトを策定する「プログラミング業務」にはじまり、コンセプト実現のために適切な空間を計画・設計する「デザイン業務」、品質・コストの管理、施工管理等を行う「マネージメント業務」も含まれます。

 

仕事の内容と流れ