新年度を迎えて～会長所信～

会長所信

昨年からの新型コロナウィルスの世界的流行により、日本でも感染拡大第４波で大規模都市圏では緊急事態宣言が発令され、１年延期した東京オリンピックの開催も危ぶまれています。

社会全体で困惑が続いている中、昨年度は協会の活動も試行錯誤の一年でした。非接触で行えるオンラインを活用したリモートでの理事会やセミナーを開催する事で、会員の皆様にお会いできない中、画面上だけでもお顔を拝見できたことはとても有意義であったと感じております。また、叶わない事が生まれた一方で、距離・時間・コストなどから生じる「制約」が軽減し「参加するChance」が生まれました。これらの制約の開放は、新しい可能性を生むと同時に「参加したい企画」の必要性を提起しています。

協会発足から２５年。会に所属することで会員の方々と出会い、いろいろな活動を通して交流・親睦を深め、皆様のお力を借りる事でインテリア・建築関係の情報発信という点でも協会の役割を果たして参りました。しかし昨年度、このような社会情勢の中で活動が停滞し、皆様に所属することの意義を還元できなかった事は協会運営の問題点であり、今後の課題であると認識しております。

今年度は昨年度の反省をふまえ、引き続き非接触で行える活動をメインした上で、今後の社会状況にもよりますが JIPA全国大会が開催される場合は参加を前向きに検討しております。全国大会が延期された場合は、静岡県内の状況を見ながら、見学会・懇親会などを企画する所存です。

協会発足より四半世紀が経ち、時代の変化・会員減少・高齢化などの変化に協会の活動並び運営についての見直しを余儀なくされているのが現状です。この件に関しましては、会員の皆様と共に新しい道を模索していきたいと考えます。

つきましては、本年度の活動指針は下記の通りとなります。